Murdannia simplex (Vahl) Brenan
マーダンニア・シンプレックス(ツユクサ科)


淡い紫色の花を咲かせるツユクサ科イボクサ属の多年生植物、 中国・熱帯アジア、アフリカ、マダガスカルに分布する。


 1. 根出葉はロゼットを形成

 2. 茎の根元からシュートを出す

 
3. シュートの節から新芽を出す
 
4. 葉鞘は無毛、縁に毛


花は午後(2時半頃〜6時頃)に咲く、午前中に花を咲かせるものが多いツユクサ科には珍しい。

5. 花弁は淡い紫色、花径約1.6cm 

6.  完全雄しべ2個、仮雄しべ3+1個、鏡像二型性の花 

両性花の大きな2本の雄しべは稔性があり、左右のどちらかに偏っている(鏡像二型性)。 受粉が同じ型の花では起こりにくく、異なる型の花の間で起こりやすいと考えられている。


7. 小苞(落ちる直前) 
 
 8. 集散花序、10番目の花が咲く、花柄の跡(1-8)

小苞は花が咲く前に脱落する、花は1つの花序に20-30個咲くが、刮ハはほとんどできない。


9. 刮ハ 約6×3mm、3室で種子は各室に2個
 
10. 種子 黒褐色, 浅い溝、表面に白色のいぼ状物質



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